金鱗湖

由布院 金鱗湖(きんりんこ)

大分県由布市湯布院町にある金鱗湖(きんりんこ)は、JR由布院駅から歩いて約20分のところにあります。

 

「金鱗湖」という名前の由来は、儒学者の毛利空桑(もうり くうそう)が、魚の鱗が夕日に照らされて金色に輝くのを見て「金鱗湖」と名づけたということです。

 

金鱗湖は、湖底の一部から温泉と清水が涌くといわれる不思議な湖で、その温度差により冬には湖面から霧が立ち上る幻想的な風景が見られます。

 

とくに由布院の朝霞は名物となっておりますので、金鱗湖に行かれる際には、早起きされてご鑑賞ください。

 

また、由布院は映画祭や音楽祭などの芸術文化活動が盛んで、個性的なギャラリーや美術館などが見られるアートの街としても知られています。

 

ゆふいん観光人力車で、車夫さんに由布院金鱗湖周辺を案内されるというのも、なかなか粋です。
女性の車夫さん(車婦さん?!)もいらっしゃるようですよ。

金鱗湖の温泉

金鱗湖のほとりにある「下ん湯(したんゆ)」は、萱葺き屋根が特徴的な共同温泉です。
下ん湯は金鱗湖とつながっていて、昔から地元の方々の交流の場として親しまれてきたそうです。

 

由布院には数々の温泉があり、JR由布院駅を下車してすぐの「由布院温泉(ゆふいんおんせん)」は、神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復などに効くようです。

 

「健康温泉館クアージュゆふいん」は、JR由布院駅から徒歩で約7分。
運動浴、アクアサウンド浴、打たせ湯、冷水浴などのユニークな入浴法が体験できるクアハウスです。水着着用ということですが、レンタルできます。

 

「ゆふいん七色の風」は、由布院盆地を見渡す高台にある“合掌造り(がっしょうづくり)”の宿です。
合掌造りとは、屋根の形が急勾配の三角形で、その形が合掌した時の手の形に似ているところから、合掌造りと言われるようです。

 

雄大な由布岳が目の前に広がる大パノラマの温泉大浴場と、露天岩風呂が満喫できます。

マルク・シャガールゆふいん金鱗湖美術館

金鱗湖の観光スポットですが、ぜひ訪れていただきたいのが、「マルク・シャガールゆふいん金鱗湖美術館」です。

 

マルク・シャガールは1887年生まれのフランスで活躍した画家で、代表作に『青いサーカス』『イカルスの墜落』『盃をかかげる二重肖像』などがあります。
これだけのシャガール作品に触れることのできる機会というのは、そうそうないのではないでしょうか。

 

シャガールの絵は一度見れば忘れられない幻想的な作風で、由布院の雰囲気に合っていると思います。

 

マルク・シャガールゆふいん金鱗湖美術館には、ミュージアムショップや自由空間「apres(アプレ)」などのアートスポットが設置されています。
シャガールの絵画の鑑賞の他に、ミュージアムショップでは、湯布院在住のアーティストの雑貨やオリジナル商品などが購入できます。

 

「Cafe La Ruche(カフェ・ラ・ルーチェ)」のカフェテラスでお茶を飲みながら、シャガールについて語るのもいいですね。